11/21-22にかけてTwitterで呟いてた小説メイキングもどき。
言い出しっぺの法則ということで、放課後〜のネタ帳ひっぱりだして、晒してみます。
他の人の書き方とか全裸正座待機で待ってる!
※ 例に出してるのは「放課後の教室」
1.書きたいネタが生まれる。今回だと「学生さんの恋愛もの、ただし片思い」が書きたい。
2.書きたいものに合わせて、登場人物の選出。複数人いるときは、メインとサブも決める。
学生さんの恋愛なので、登場人物は高校生の男女。
主人公は男の子、相方が同級生の女の子。
短編だし必要ないので、今回はこの2名で終わらせる。
3.決まったら次は各キャラの設定と舞台の設定を組む。
単発だと、大抵新キャラさんなので、名前・年齢・性別・簡単な背景を決めていく。
といいつつ、今回のこの二人はかなり昔に書いた話に原型がいるので、まったくの新規ではないのですが……。
当時と変わってないのは名前と関係くらい?
どちらにせよ、作った設定は大抵全部使わないので、短編は短めに設定。
これが中編とかだったりすると、もっと使い道の無さそうな設定(料理下手とか)をこれでもかってくらい付けます。
男の子:矢崎京 17歳 高校2年、春生まれ。両親と弟。サキとは幼なじみで片思い中。女の子みたいでケイって名前がちょっと苦手。
女の子:宮野咲 16歳 高校2年、冬生まれ。ひとりっこ。昔は病弱でよく入院した。看護師さんになるのが夢。
学校:県立高校。学区内では2-3番目くらい? 駅から徒歩10分くらい。坂道登るのが辛いと評判。
舞台:学校の空き教室に設定する。
4.目的設定。今回は、ケイ→サキの片思いが書きたいから、それが目的に。
これは1番でやってしまうことも多い。ネタ=目的 なことが多いので。
中編〜だと、ここをきっちりしないと着地点が迷子になって\(^o^)/ とリアルでなりかねない。
……こだわっても、進まなくなってしまう両刃の剣。困ったものです。
5.話の流れの設定。と、伏線とは呼べないけど、書きたいネタを仕込む。本番以外で一番楽しい作業。
話の流れは、
時刻:放課後
ケイ:空き教室にてぼんやり
サキ:ケイを探しに来る
合流後、雑談→窓際移動→夕日見せる→〆にケイのつぶやき→おわり
短編以外だと、4番で想定してる着地点もこのあたりできっちり決める。
今回の書きたいネタはラストのつぶやき。決めないこともありますが……。
6.5番を元に話を大雑把に書きだす。以下、例。
最初に時刻と舞台の説明。空き教室であること、授業以外であまり人はこない事を明記。
誰かの足音=サキが来る。断定できるのは普段人がいないことと、
サキはケイがここにいることを知っている、から(それが「また読書?」のセリフ。つまり、よくここで本を読んだりしてる、と)
雑談の合間に、ケイ→サキ の関係を書きだす。告白できないのは、友人という関係が壊れるのが怖い、というのも明記。
窓際に移動。好きな景色を好きな人に見せたい、という思いから。
最後のかき消される発言が一番書きたい部分。
7.6番の流れに肉付けというか地の文と発言書き足していく。
一番力の入るところ。字書きとしては最高に楽しい部分。だけど一番苦しいところだったりも。
私はセリフより地の文スキーなのでそれが多めに。文法やら気にしてたら進まないので、気にせず書き出し。
上手い言い回しが出てこなければ「#ケイ、窓際に移動して夕日をみせる」と、6番みたいな文章ママに書き残したり。
一通り終わったら誤字脱字チェックしつつ、余計な部分や発言を削除&修正していく。うっかり行数増えたり。
8.納得できたらHTML化してWEBアップロード。
公開したぜーっと更新履歴に書いて、数日後読み返して後悔する。
以上が、ネタだし→公開(後悔)までの流れ。
二次創作もだいたい同じで、キャラ設定部分をすっとばすくらいかな?
一次創作の単発短編だとこんなお話を書きたい、からスタートしますが、
二次はそれに加えてこのキャラの話を書きたい、もあるので1〜4番までは順番入れ替わったりとかしょっちゅうです。
というか、ここまできっちりせずに、適当に書いたりとか、CPが読みたいんじゃあああとばかりに勢いで書くことももちろんあるよ!
ここまで見てくださった方ありがとうございました゚+.ヽ(゚∀゚)ノ゚+.゚ @sakuyaio 2010/11/21